トップへもどる 資料室メニューへ 資料室索引へ 放送室メニューに戻る |
|||
ドクターホーワ放送室 特別番組 ドクターホーワの 「 ISO 奮戦記 」 「最小のコストで最大の効果」への挑戦 |
PAGE 4 自己申告制度 目標管理と、自己啓発プログラム |
2003/03/16 |
半年ごとの目標管理システム 当社では、半年ごとに、全社品質目標を設定し、それを 各部門に展開し、最終的には各個人で目標設定を おこなっている。 ISOの導入のメリットは、こうした自己目標が、きっちり フォローされ、合否の判定がなされ、差異が分析され そして次の目標設定に反映されることである。 あたりまえ、といえば、極めてあたりまえのルールなので あるが、当社もISO導入の前には、こうしたルールが明確で なく、また決めたルールもいつのまにかあいまいになって しまい、守られていない、という傾向があった。 組織の権限と責任が明確に出来上がっている大企業と 違い、中小企業では、えてしてそういう場合が多いのでは ないかと思う。 当社では、ISO導入により、こうした目標管理システムが 外部監査をうけるため、きっちりと運営されるようになった。 それがISO導入の大きなメリットであった。 自己申告書による目標管理と自己啓発 当社では、決算期にあわせて、半年に一度、全社員が 「自己申告書」というものを作成している。 当社は4月が中間決算月であるため、3月は自己申告を 書く月になる。 フォームはきわめて簡単。 A3の左半分には、半年前に自分の書いた申告書が コピーされている。 右半分は上から3分割されていて、一番上に過去半年の 反省、真中が、次の半年に自分が挑戦する課題と目標、 そして、一番下の欄が、それに対する上司のコメントと 本人に期待する課題である。 基本的に用紙は白紙であるので、何を書いても自由。 それぞれの思いや熱意がそこにストレートに記入されるので 非常に個性的なものになる。 各人は、自分のたてた目標と、会社が期待する課題の かかれた自己申告書のコピーを保有し、半年間その目標に むかって努力することになる。 半年後の9月には、今回3月に書いたことが、左半分に コピーされて、また右側の白紙を埋めてゆくシステムである。 自己啓発のために、こんな勉強をしたい、こんな資格に 挑戦する、ということを書く社員も多い。 自己申告書は、自己の目標管理のための計画書(プログラム) そのものになっている。 社長の自己申告書は社内に掲示 実は、この自己申告制度は、ISO導入のかなり前から 実施されていた。 ISOの導入後、その本質が、P⇒D⇒C⇒Aのサイクルを きちんと回しながら、改善と成長を繰り返す活動であることが はっきり認識された結果、組織の目標管理が個人まで展開 されたとき、この自己申告制度は、個人レベルでのISOそのもの であることがわかってきた。 以前は自己申告は、かなりアバウトで、アナログな目標 設定のものが多かったが、ISO導入後は、記入される目標が 数値化され、どんどんきめ細かくなってきている。 目標が明確化、精緻化されるに従い、その達成度も 上昇しており、社員の著しい成長につながっている。 なお、以前は社員に自己申告書を書かせていただけの 社長も、現在は、自己申告を書いており、その申告書は 社内に掲示されている。 (社長も成長するかな・・・?) (次回に続く) ⇒ご意見、ご感想のメールをお待ちしています。 ご住所、お名前、お電話番号をご記入いただいた方には お返事させていただきます。
⇒ご意見、ご感想のメールをお待ちしています。 ご住所、お名前、お電話番号をご記入いただいた方には お返事させていただきます。 |
||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||
放送室目次に戻る |