ドクターホーワの
「 ＩＳＯ 奮戦記 」
「最小のコストで最大の効果」への挑戦
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| ドクターホーワ放送室 特別番組 ドクターホーワの 「 ＩＳＯ 奮戦記 」 「最小のコストで最大の効果」への挑戦 |
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ＰＡＧＥ ６ マネジメントレビュー その２ （統合的目標の設定） |
2003/05/13 |
ＩＳＯを、品質改善活動以外にも利用 今回のマネジメントレビューで、もうひとつ大きな変化を したのは、次期の目標設定について、 「品質・顧客満足にかかわる目標」と 「それ以外の目標」 の２本立てにしたことである。 ＩＳＯは、経営のツールと言われるが、やはり取得すること そして維持することに、どうしても意識が先に立ち、極力 面倒な目標は掲げることを避けたい、という気持ちが働くのは 事実である。 しかし、Ｐ→Ｄ→Ｃ→Ａ→Ｐ→Ｄ→Ｃ→Ａ→Ｐ→・・・・の 限りないサイクルを、たえず改善により上昇させながら リズミカルにまわしてゆくのが、ＩＳＯの本質であるならば 経営活動は、まさにＩＳＯそのものであるから、これを 利用しないのはなんとももったいない。 「最小のコストで最大の効果」を追求するのが当社の 基本方針であるから、いつかは統合的目標を、と考えていた。 しかし、社員に負担がかかりすぎても・・・という思いも あって、導入のタイミングを模索していたのである。 案ずるより生むが易し？ しかし、実際には毎日の仕事の中では、収益確保の ために、さまざまなコストダウンや、売り上げ確保のための 努力を、社員一人一人は努力している。 また、労働時間の短縮や、環境にやさしい企業活動の 努力、そして、自己実現のための自己啓発の努力などは 当然のようにしているわけである。 であれば、せっかく品質に関するＩＳＯ活動で 目標をたてて、大きなポスターをはって有言実行を 目指してしているなら、それらの品質以外の活動についても そこに一緒に書き込んだほうが、一緒に管理できていいや、 ということで、今回、出席者全員の賛成で、品質以外の 目標も一緒に設定することになった。 ＩＳＯ活動も２年以上続けてくると、かなり習慣づけされて くるので、いろんな目標を同じような方法で同じような リズムで管理したほうが、結果的に簡単なのである。 あれこれ考えているより、とりあえずやってみようか、という 発想が社員に定着してきた、ということも大きい。 継続的な改善活動で、会社が変化し、進化することに 社員が体で慣れてきて、企業の体質がかわってきた、という ことなのだと思う。 環境ＩＳＯも実質的にスタート 今回のマネジメントレビューでは、統合的目標設定の 第１段階として、品質以外に、部門別収益目標を、 共通目標として盛り込んだ。 そして各部門ごとに抱える課題や問題点、そして 前向きな取り組みを少しずつ掲げることにした。 また会社の方向性として、環境に対する配慮への 取り組みも、会社全体目標の中ではっきり宣言をした。 実質的なＩＳＯ１４０００のスタートである。 もちろんこれらは、当社が取得している、ＩＳＯ９００１の 外部審査の対象外目標である。 ただ、ＩＳＯの仕組みを使って、内部監査し、計画との 乖離をチェックし、それを是正して目標管理の制度を 高めてゆく、というやりかたを継続してゆけば、 あらゆる局面で会社の体質改善がすすみ、会社が 進化してゆくことはもはや間違いない。 最小のコストで最大の効果をあげるためには この統合的目標設定は非常に有効だと思われる。 （次回に続く） ⇒ご意見、ご感想のメールをお待ちしています。 ご住所、お名前、お電話番号をご記入いただいた方には お返事させていただきます。
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