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ドクターホーワ放送室 特別番組 「わが社にとっての環境問題」 関連資料集 |
水道配管 鉛の溶出防ぐ バルブメーカー、住宅向け 銅合金改良や、表面から除去 |
2002/07/17 |
(日本経済新聞 2002年7月15日夕刊記事より) バルブメーカーが住宅やマンション向け水道配管製品の 製造・販売を、鉛が溶出しないタイプに切り替える。 最大手のキッツは、年内に国内生産すべてを、鉛を 含まない製品に変える。 前沢給装工業は表面から鉛を除去する処理をした 製品にする。 2003年4月に水道水の鉛含有量規制が厳しくなるのに 対応する。 キッツは、建物内の水道配管に使われる管や バルブ、継ぎ手の素材を新しい銅合金に変更する。 銅は、硬く切削加工に向かないため、従来は鉛を 加えてやわらかくした銅合金だった。 鉛のかわりに、ビスマスやセレンなどの金属を使うことで 切削加工しやすくした。 価格は、従来にくらべ、15〜20%割高になる。 来春以降に、年間50〜60億円の売上を見こむ。 海外生産も、タイの工場で生産している製品を、2003年 2月をめどに鉛を使わないタイプに切り替える。 前沢給装工業は、配管製品を生産する、福島工場 (福島県白沢村)に2億6000万円を投じて、鉛除去設備を 導入した。 建物内の配水管に用いるバルブと継ぎ手の表面から 鉛を除いて、使用中の鉛溶出を防ぐ。 素材は、従来と同じ銅合金のため、製品価格の上昇を 抑えられるという。 鉛は人体への悪影響が指摘されており、厚生労働省は 来年4月から、水質基準省令の改正で、水道水中の 鉛含有量を現行の1リットルあたり0.05mgから 0.01mg以下に強化する。 以上 |
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