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       ドクターホーワ放送室 特別番組

    「わが社にとっての環境問題」 
 

 その2  人は生活すると環境をよごす?!

     
住環境向上と地球環境保全の調和をめざして。
                       
2001/06/02

人は生活すると環境をよごす?

 水道と空調、すなわち「水」と「空気」を商品として扱う、わが社が
痛感するのは、「人は生活すると環境をよごす!」ということです。
 
 
たとえば水道には、使用される前の「きれいな水=上水」と
それが使用されたあとの「きたない水=下水」があります。

 きれいな飲料水も、いったん私たちの口からはいって、下から
出てくるときには、多くの人が触れることもいやな「きたない水」
に変わっています。

 空気もそうです。酸素(=きれいそうなイメージをもつ)をたくさん
含んだ空気が、私たちの身体にすいこまれて、今度吐きだされる
ときには、二酸化炭素(=きたないイメージ?をもつ)を多く含んだ
空気に変わっています。


 こうした水や空気を通す配管システムを取り扱う仕事をしていると
「ああ、人は、生きているだけで、すごく環境をよごしているんだな」
と実感するのです。


住環境をよくするために地球環境をよごす?

 空気の場合特に顕著ですが、住まいの中で、(たとえばキッチン
の油を含んだ排気湯気をイメージしていただくとわかりやすい
のですが)換気をする、ということは、よごれた空気を外にすてて、
きれいな空気を外からとりいれる、というシステムになっています。


 少なくとも一般の人の普通の生活の中では、よごれた空気を
きれいに浄化してから、室外に排出する、という考え方はなされて
いませんし、まだそういう考え方のシステムをもった商品が一般化
していません。

 しかし、この考え方は、根本的には、「自分の家の玄関をきれいに
するために、ちりを家の前の道路にはきだす」という考え方となんら
かわりありません。


 水道の場合には、見た目に、きたないものはあまりにきたないので
浄化するシステムが相当に進んでいますが、それでもそうした
システムの構築に莫大な費用と手間をかけても、なお、完全に
きれいになっているわけではないと思います。
 人が生きてゆくということが、環境に対してかなりの負荷をかけて
いることに間違いはないのではないかと思います。


住環境向上と地球環境保全の調和をめざして

 わが社の事業は、水と空気という環境を直接的に扱う仕事です。
そして、その仕事は、住環境の向上と地球環境保全が両立しにくい
という矛盾を根源にもっています。

 お客様のニーズである「住環境の向上」に日々十分こたえ
ながら、いかにして「地球環境を保全」してゆくか、わが社の
悪戦苦闘は続くのです。

                               (次回に続く)


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