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ドクターホーワ放送室   

   シックハウスで法規制へ          
       国土交通省が方針
                       (新聞記事より)
2001/05/03

 2001年5月3日付けの「中部経済新聞」の記事のご紹介です。
 

 国土交通省は、2日、住宅建材などに含まれる化学物質が原因で
体調不良を起こすとされる「シックハウス症候群」の対策として

@建築基準法で化学物質を使った建材の使用を規制し、住宅への
 換気装置の設置などを義務付ける。

A新築住宅では、住宅性能表示に室内の化学物質の濃度も表示
 する。
 との方針を固めた。

 住宅性能表示は、社会資本整備審議会の審議を経て、7月には
方法を告示する方針だ。

 建築基準法での規制は、年内に結論を出し、次期通常国会での
法改正を目指す。
 実現すれば、シックハウス症候群での、初の本格的な法規制と
なる。

  以下、詳細記事・・・
 
 住宅用建材は、日本工業規格(JIS)などに基づき、ホルムアルデ
ヒドの放散量を等級で表示している。
 国土交通省は、厚生労働省が定めた、室内の望ましいホルムアル
デヒドなどの濃度指針値を守れるように、放散量の少ない一定の等級
以下の建材の使用と、必要な換気装置の義務付けを目指す考えだ。

 室内の化学物質濃度は、換気や気温などに大きく影響される。
このため、高気密、高断熱の一戸建て住宅や、マンションでは、
24時間換気できる装置の設定を求めるなど、住宅によって規制を
検討。換気装置の義務付けは、建築基準法を改正し、根拠をつくる
必要があるという。

 規制・性能表示の対象は、指針値がある8物質のうち、住宅で多く
検出され、簡易な計測方法がすでに開発されている、ホルムアルデ
ヒドなど5物質の中から絞り込む。
 
 新築時で、室内に家具が入っていない状態で測定し、濃度と日時、
気温、何時間部屋を閉め切っていたかなどの条件も表示する。

 住宅の購入者は、示された濃度と指針値とを比較。どれだけ換気
すれば濃度が下がるかなど、化学物質を減らす対策をとるための
参考にしてもらう。


                    以上 中部経済新聞より引用
 

 シックハウス症候群については、ドクターホーワ資料室に
記事が掲載されていますので、ご参考にしてください

            
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