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『 自己責任について 』 ・・・マンスリー雑感 |
2004/04/26 | |
イラクの人質事件から「自己責任」という言葉が気になっています。 中日新聞に「ニッポンの空気」と題して連載された記事から考察して みたいと 思います。 ▼与党のある閣僚経験議員の発言 「遊泳禁止の札が立っているところに泳ぎに行ったようなものだ」 「命は助けなければならないが、相当大きな税金が使われている。 これからは自分で自分の行動に責任を持つべきだ」 ▼福田康夫官房長官の発言 「本人たちの配慮が足らなかったことは否定できない」 「自らの行動の影響をおもんぱかることは社会人として当然。 NGOや戦争報道の意義の議論以前の常識だ」 ▼月刊誌「世界」の岡本厚編集長の発言 「危険を知りながら入国した3人に自己責任は存在する。 しかし、その責任の範囲はどこまでか。当事者がとれる 最大範囲は自らの死。それ以上のこと、犯人グループの要求する 内容にまで責任を負わされるいわれはない」 ▼フランスのル・モンド紙に掲載された東京支局長の署名記事 「自己主張もせずにネクタイと背広姿に埋もれ、流行を追いかけ、 リッチな夜を楽しむとらえどころのない若者がいる一方で、 社会の変化に参画することで貢献するまじめで快活な若者もいる」 ▼イラクの子どもの教育医療援助を続けている非政府組織 「アラブの子どもとなかよくする会」(東京)事務局長の 白井耕祐さんの発言 「活動に危険が伴うのは百も承知。だからこそ、危険回避のために その国の習慣や文化を理解しながら手を尽くす。 それが、いざ事件に巻き込まれると、家族まで批判を浴びる。 日本はどういう国なのかと思う。 悲しいけれど、国籍を捨てて行くしかないのだろうか」 ▼法政大の五十嵐敬喜教授(立法学)の発言 「国民は政権に関係なく税金を払い、逆に国家は主義主張に 関係なく国民を保護する。それが民主主義の原則。 おかしな議論ばかりが横行している」 ▼服部君事件 母・美恵子さんの発言 「息子は死んでしまったけれど、あの方々は矢面に立っても 生きていかなければならない。 だからこそ、余計に人の心が悲しくなる。 苦しむ人の立場を考えない人が増えたのでしょうか。 ならば、どうしてそうなってしまったのでしょうか」 ●國井祥行の発言 「他人に迷惑をかけない、小さい時から言われ続けた言葉。 たとえ親戚といえども家族ではない以上、同じ事。 他人に迷惑をかけてはいけない。今回の3人は結果として、 ”日本国民に迷惑をかけてしまった ”。 それ故、非難を浴び人質の時以上の苦しみを今感じている。 わたしの率直な気持ちの中に《自業自得》の思いがないわけ ではない。 ただ、3人が人質として死んでしまった時の事を考えると、 ”日本国家の存続のために犠牲になった ”との評価を受けた のではないか。 特攻隊と同じ扱いはできない。 ただ死んでいった者を美化し、生きている者を汚化することは、 繰り返すことではないと考える。 生きていくことほど意味のあることはない。 3人が生かされた事実を直視して、3人を活かしていく事が 大切なのではないか。 このままでは自ら命を絶ってしまうかもしれない。 そんな事をおなじ日本国民として、選択させてはならない。 批判や中傷は自分自身のフラストレーションの解消に過ぎない。 見守る事が大切だと考える」 ▽追記▽ 前回のマンスリーでご意見を頂きました。 ご紹介させて頂きます。 私の考える「宝人の法則」 1.好きなことを(徹底的に)やっている 2.成功を疑わない非常識人間 ご意見ありがとうございました。 今回もお待ちしております。 (國井) 中部労務管理センター (社会保険労務士事務所) 人事労務管理研究所 (人事労務コンサルタント) ⇒ホームページはこちら http://www.jinjiken.co.jp (ドクターホーワよりのご紹介) 中部労務管理センターは、所長の国井さんは30台のばりばり。 積極的、前向きな考え方で、ぐいぐい事務所をひっぱっています。 当社(朋和設備工業株式会社)の企画、施工する工事の、各種 助成金の申請などでパートナーシップを組んでいるほか、労災保険 社会保険などさまざまな面で助けていただいております。 とても親切で面倒見のいい事務所で、たいへん助かっています。 ⇒ 【事務所概要】はこちら ⇒ 【事務所理念】はこちら |
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