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    『 どうして翌日なのか 』

                       
2003/10/20

 ●運送会社のメール便は、現在の所在や相手先へ届いた
   日時(といってもポストインの時刻だが)がパソコンなどで
   簡単に確認できて便利だ。

    郵便にも似たような「配達記録郵便」があるが、出すときの
   手間と金額を考えると、メール便が優位にある。

   メール便の扱い量は伸びているらしい。

   普通郵便の欠点をうまく補っていて、コストパフォーマンスが
  高いサービスだからだろう。

   もちろん信書かどうかのくだらない区別はしなければならない
  ので、すべてをメール便にできないのはもどかしいところである。
 
   郵便局もがんばって普通郵便にコードをつけるぐらいのことは
  やってもらいたいものだ。

    年に1回ぐらい紛失事故があるが、原因の究明は不可能に
   近い。

    コードがあれば、それが郵送途中の事故なのか、到着後の
   事故なのかぐらいは判明するようになるだろう。

●ある会社の書類を一斉に各地の監督署へ送る機会があり
  メール便を利用した。

   次の表は、メール便が各監督署へ届いた日時と、監督署が
  書類を受付けた日の記録である。

   運送会社の集荷は10月2日の17時に行われている。

   配達完了(時刻) 監督署受付
−−−−−−−−−−−−−−−−−−
・静岡 3日(09:48)   6日
・愛知 3日(09:53)   3日
・新潟 3日(10:29)   3日
・茨城 3日(11:05)   6日
・長野 3日(18:20)   6日
・福岡 4日(12:53)   6日
・東京 6日(08:46)   6日
・大阪 7日(10:29)   7日 ☆3日19時に前住所に到着後転送

────────────────
   メール便
────────────────
・メール便は翌日配達をうたっているが、残念ながら東京と福岡は
 翌日中に届いていない。

  出したのが17時という遅い時刻なのが影響したのだろうか。
 「今日中に出せば明日必ず届く」と安心してはいけないということだ。
 
  翌日届くといってもそれは夜かもしれない。

・意外だったのは、遠い地方都市と思っていた新潟と茨城で、
 翌日の午前に配達を完了している。

・大阪については監督署が移転していることを知らず旧住所を
 記載してしまい、転送している間に日が経過してしまった。

  実質、3日に到着している。「移転先を調査の上届け出」という
 うたい文句も確かなようだ。


────────────────
   監督署の受付
────────────────
・4日(土)5日(日)と役所の休日をはさんでいるため、3日の
 17時以降に到着したものの受付が、6日(月)になるのは
 しかたがないだろう。

  しかし、静岡、茨城の監督署は何をしていたのだろうか。

  今回送付した書類は、処理に手間取る書類ではなく、
 受け取るだけのもの。
  せめて午前中に着いたものは当日、処理してもらいたい
 ものだ。


 監督署に送付された書類がどのタイミングで受付されるのか
たずねてみた。
 当日届いたものは(処理できるかどうかは別にして)その日に
開封し受付をしているという返答だ。

 続けて、書類が多いときに受付けが遅れることがあるのかと
きくと、どの監督署も「ない」という。
 

 ところが先日こんなことがあった。──────

 某監督署から電話があり、届け出の日付が昨日になっているので
今日の日付に直していいかという問いあわせであった。
  (以下会話)

■昨日の朝届いているものが、今日の受付になるのは
  変じゃないですか。

□昨日の業務終了後にこちら(監督署)へ届いたんじゃ
  ないんでしょうか。

■違いますよ。メール便の記録ですと到着は朝の8時47分
  ですから。

□そうですか。一度こちらの担当の者に確認します。

(しばらくして、監督署から電話)

□先ほどの件ですが・・・わかりました。今朝、ポストに入っていた
 とのことです。昨日の時点ではなかったそうです。

■おかしいですねぇ。ポストは何時ごろに確認したんでしょうか。

□朝です。朝早く来た者が新聞といっしょに取り出しますから
 8時半ごろでしょう。

■えっ! ポストは朝しか確認しないんですか。

□ええ、ほとんどの配達物は郵便局でも宅配業者でも直接、
 中まで届けてくれますから。

■業務時間内にポストを確認することはないんですか。

□いえ、早い者は8時半ごろから仕事を始めていますから、
 その時に確認しているわけですよ。

■違うでしょう! 一般的に、役所は9時〜5時があいている
 時間なんだから一度もみていないってことでしょう。

  それじゃ、当日ポストに届いたものは、すべて翌日に
 受付けているってことじゃないですか。

□・・・

■そんなポストなら、投函口にテープでも貼って使えなくして
 おいたらどうですか。

□・・・

────── 職務怠慢としか言いようがない。


 このあと、担当者はこれからは改めると電話口では謝って
いたが、果たしてどうだろうか。

 今後もこのようなチェックはしていきたいと思う。

 皆さんも配達記録がわかる方法で役所へ送付したときは、
ぜひ確認してみてほしい。

                      (岩堀)


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(ドクターホーワよりのご紹介)

 
 中部労務管理センターの岩堀さんは、まだ若いけれど、
実は所長の国井さんにつぐベテランで、各種助成金に
詳しいかたです。

 そしてもう一つの顔は、中部労務管理センターのITを
支える中核的存在でもあるということです

 ITは、ITそのものが目的ではなく、いかにして本業を
生かすために使い切るか、がカギになっています。

 ITの導入は、社員の温度差がつねに問題になります。
そういった壁をひとつひとつ乗り越えて、進化させて
いった会社がIT勝ち組みに残るのでしょうね。

 岩堀さんのレポート、まだまだ続きが楽しみです。

 

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