アルプス社の地図 『アトラス』の新版が手元にきた。
アトラスは１５年ほど前から使っているが、当時は
昭文社の地図とそれほど差がなかったように思う。
違いはアトラスが名古屋市を区ごとに見開き２ページに
載せていたこと。
これがすごく便利であった。
広域図をみてから掲載ページに移るという動作が省けた
からだ。
残念なことに数年すると、アトラスはこの表示をやめ、
昭文社と同様のグリッドによる区分けとなってしまった。
それでも昭文社の地図に戻ることはなかった。
こういったことは多いと思う。
ＭＳエクセルに慣れてしまうと、Lotus１２３に便利な
機能があってももどれない。
Nikonのカメラに慣れてしまうとCanonがいい製品を出しても
かえられない。
慣れるまでの時間的コストを考えてしまう。
小さな差は次の製品で埋まるだろうと考える。
慣れを捨ててまで選ばれるには、圧倒的な差が必要だ。
それは、機能やサービスの内容だったり、デザインや
価格だったりする。
ライバル社がとても追いつけそうもない圧倒的な差だ。
私たちの仕事はどうだろうか。
最初にお付き合いいただいたときは、社内に労務上の
問題を抱え、その解決のために契約を結んでいただいた。
今でも同様のメリットが享受できていればよいのだが、
新たな利用価値を私たちにみいだせず、慣れや惰性だけで
続いている会社はないだろうか。
みえない商品の説明は難しく、差が出しにくい。
新米もベテランも「社労士」「労務コンサルタント」の
くくりで同列だ。
大きな違いがないと選ばれる存在になれない。
一度は不便さを感じたアトラスであったが、その後、
町名の索引にふりがなを付けたり、細かな表記を
工夫したり進化し続けている。
今年は、Ａ５サイズのコンパクト版を用意し、CD-ROMまで
付いておトク度が高い。
他社と圧倒的な差をつけている。
私たちの仕事もアトラスようにありたい。
アルプス社 http://www.alpsmap.co.jp/
（岩堀）
中部労務管理センター （社会保険労務士事務所）
人事労務管理研究所 （人事労務コンサルタント）
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（ドクターホーワよりのご紹介）
中部労務管理センターの岩堀さんは、まだ若いけれど、
実は所長の国井さんにつぐベテランで、各種助成金に
詳しいかたです。
そしてもう一つの顔は、中部労務管理センターのＩＴを
支える中核的存在でもあるということです
ＩＴは、ＩＴそのものが目的ではなく、いかにして本業を
生かすために使い切るか、がカギになっています。
ＩＴの導入は、社員の温度差がつねに問題になります。
そういった壁をひとつひとつ乗り越えて、進化させて
いった会社がＩＴ勝ち組みに残るのでしょうね。
岩堀さんのレポート、まだまだ続きが楽しみです。
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