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春眠 |
2003/03/10 | |
●『春の長寝はからだに必要なこと!』 「春眠暁を覚えず」で有名な詩「春暁」は、中国は 唐の詩人、孟浩然によってうたわれました。 これは、春の気持ちよい眠りをうたったものです。 心地よい気候で冷暖房に頼らずともぐっすり眠れるのが春。 実はよく眠れるだけでなく長寝をするべき季節なのです。 ちょっとまわりを見渡してみましょう。 季節の変わり目で体調を崩している人が大勢いませんか? これは、冬のからだから春のからだへの変換期だからです。 冬は寒さや日照時間の少なさに対応できるように、 からだは代謝を上げています。 春の訪れが近づき暖かくなってくると、からだは徐々に 代謝を下げ、春にふさわしいからだになろうとします。 こういった変換期は、体内のバランスがうまくとれず 調子を崩したり、ぶり返した寒さがきっかけの風邪引きなどが 起こりがちです。 だからこそ、この時期はゆったりと過ごし、たっぷり眠って、 春、さらには夏へむけてのからだの調整を行うべきでは ないでしょうか。 春の長寝は、気が緩んでるからではなく、身体にとって 必要なものなのです。 ●『つらいことも長い眠りが解決してくれる』 春は、ただでさえ眠りを欲する季節なのに、 五月病や花粉症がさらに睡眠欲求を高める季節ともいえます。 睡眠には、ぐっすり深い眠りのノンレム睡眠と 脳が活発に働いているレム睡眠という2種類の眠りが あるのをご存知ですか? ノンレム睡眠はからだの回復を、レム睡眠は記憶の整理や 固定を行っているといわれています。 春は引越しや入学、就職など新しい環境におかれることが 多いものです。 あふれる情報やそれに伴う気持ちの応対がキャパシティを 超えると、うつうつとした気分になる五月病の症状が現れます。 それをすっきりさせてくれるのが、記憶を整理する レム睡眠です。 記憶というのは単に受験勉強的な記憶だけでなく、 気持ちの記憶も含まれます。 つまりつらいことや悲しいことがいっぱいあっても、 寝ると和らいでいたりする...これはレム睡眠のおかげなんです。 そしてレム睡眠は長く眠るほど出現率が高まります。 そのため、新しい環境でストレスや緊張の高まる春、 からだが長寝を求めるのです。 長寝はからだだけではなく、私たちの心も守ってくれています。 (井上) 中部労務管理センター (社会保険労務士事務所) 人事労務管理研究所 (人事労務コンサルタント) ⇒ホームページはこちら http://www.jinjiken.co.jp ドクターホーワよりひとこと 井上さんは、中部労務管理センターのニューフェイス。 200年5月より、事務所のメンバーに加わりました。 事務所の若手、酒井さんと同年齢で、よきライバルとして 活躍を期待されています。 ⇒ 【事務所概要】はこちら ⇒ 【事務所理念】はこちら |
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