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ドクターホーワ放送室   

猛暑とデフレと環境問題

2001/08/04

猛暑の中で
 
連日の猛暑で、最高気温が39度を超えるなどという信じられ
ないような日々が、ここ名古屋では続いています。

 さすがに体温を超えるような暑さと、それに加えて名古屋
特有の高湿度で、エアコンなしでは夜も眠れないような状態で
ぐったりしている方も多いのではないでしょうか。

 
エアコンも修理依頼が急増


 当社でも、この猛暑が始まってから、エアコンの故障の
修理依頼がつぎつぎとはいり、対応におわれる忙しい日々が
続いています。

 とにかく暑いのですから、一刻も早く涼しい状態に戻るよう
早く修理して欲しい、というお客様の声に、サービスマンも
連日あせだくになってがんばっています。


デフレで、直すより買いなおしたほうが得ということも 

 最近のデフレで、エアコンの値段も著しく下がってきており、
へたに修理すると、買ったほうがずっと安い、ということも
頻発しています。

 先日の中日新聞の記事に、「猛暑、なぜ増える廃エアコン」
という見出しで、山積みされた廃エアコンの写真が掲載されて
いました。(下の写真をご参照)

 猛暑だからエアコンの買い替えが進む、といいますが
もう少し突っ込んで考えてみると、
    暑いから、
    古くなったから、
    新しい機種ができたから、
    セールスががんばっているから、
という理由もさることながら、実は、
    
直すより新しいのを買ったほうがずっと安くすむから、
という面が強いのではないかとさえ思われます。


 たとえば、当社で受け付けた事例でも、家庭用のエアコンの
心臓部にあたるコンプレッサーなどの部品を交換した場合と
新品に買い替えた場合で50,000円ほども安く上がる
見積もりになったケースが現実にあります。

 
道徳性と市場経済の矛盾

 最近の猛烈なデフレや、技術革新と市場拡大による
スケールメリットが、古いものを直して使うという
古きよき?市場を吹っ飛ばしてしまっている、という
感すらします。

 リサイクルは、ある意味、道徳性を求められる、性善説的な
一面があります。
 それに対して、市場経済は、マーケットの値段で経済的に
合理的な行動を選択するという、ある種、性悪説的な一面が
あるといわれています。


 その相反するものを克服していかない限り、真の循環型
社会はやってこないし、循環型社会にならないということは
人類が環境変化に押しつぶされるということであり、子孫の
繁栄が期待できません。

 猛暑と、デフレと、廃棄物の山から、いかに経済性と道徳を
調和させてゆくか、という、古くて新しいテーマにあらためて
考えさせられます。















       山積みされた廃エアコン。猛暑の影響はこんなところにも。 
            中日新聞 2001年8月1日 朝刊より


 
   
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