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耐久性とリフォームの簡便性を兼ね備えたSI住宅 |
2001/07/31 |
SI住宅とは・・・ SI住宅とは、主に集合住宅(マンション)で、骨格(躯対や共用 部分=スケルトン=S)と、内装や専用設備部分(インフィル=I) を、容易に分離できるように設計された住宅のことをいいます。 循環型社会への移行の中で、積極的に開発が進められている 新しい工法の集合住宅です。 SI住宅開発の背景 欧米では、100年単位で使用される集合住宅が多いのに対して、 日本の集合住宅の平均寿命は約30年くらいで、3分の1程度で あると言われています。 これは、スケルトンの物理的寿命というよりも、インフィルの機能が 30年の間に陳腐化、老朽化してしまうために、リフォームが必要と なるのですが、スケルトンのいろいろな制約によって、そのニーズを 十分に満足するリフォームが経済的、技術的に困難なため、いっそ 建て直したほうがいい、という判断がなされ、スクラップアンドビルドを 繰り返してきたため、といわれています。 環境保全重視の現代では・・・ しかし、現代社会は、資源問題や、環境問題に直面しており、 こうした安易なスクラップアンドビルドの考え方をあらためることを 余儀なくされてきています。 つまり、建物をできる限り長期的に使いつつ、住まい手のニーズを 十分に満足させる必要が生じてきているのです。 SI住宅は、前もって「S」と「I」を分離しやすいように設計しておき、 時代の変化や、住まい手の住宅へのニーズの変化に対応して インフィル(I)部分を変えやすい、すなわちリフォームしやすい 住宅にすることを前提に考えられています。 インフィル(I)を繰り返しリフォームしながら、住宅の陳腐化を防ぎ 長期耐久性をもつスケルトン(S)の特性を生かして、建物の寿命の 長期化を図ろうと考えられています。 こうしたSI住宅の考え方は、環境保全の面からも、緊急性の高い 政策課題となっており、都市基盤整備公団などで開発がすすめ られています。 高齢化社会にも対応 こうしたSI住宅のコンセプトは、単に集合住宅を延命させる、という だけでなく、居住者のライフスタイルやライフステージにあわせて 容易にリフォームができる、ということも目的とされています。 高齢化社会が到来し、バリアフリーや、介護がしやすいように、 住まいをリフォームするニーズが今後ますます高まってくる中で 浴室、トイレ、台所まわりなどの水まわりの住宅設備の 自由な移動を可能にするSI住宅への期待も、今後ますます 高まってくるものと思われます。 当社の使命 当社は、SI住宅の建設時には、給排水・空調設備の専門業者 として協力しつつ、リフォーム時においてはインフィルの再生に、 当社の培ったノウハウと技術をを生かして、循環型社会の一端に 貢献してゆきたいとかんがえています。 |
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