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これから主流になる屋内配管システム |
2001/07/29 |
すでに新しいマンションには多く採用されています。 従来、建物内部への給水管や給湯管は、塩ビ管、ライニング 鋼管、銅管などを使って配管されるのが普通でした。 しかしながら、これらの配管は、老朽化すると取り替え(更新)が 必要となるため、管の交換を容易にするための「さや管工法」が 開発され、最近のマンションではこの工法が多く用いられるように なっています。 そしてこれからは、戸建て住宅においても、こうした工法が 多く用いられるようになると考えられます。 建物内配管のイメージ 配管の仕組みと特徴 配管は、屋外に設けられた「ヘッダーボックス」から、各給水、 給湯個所へ、一本ずつホース上の配管で給水されます。 水道本管からはいりこむスケール(サビ)などのごみは、ヘッダー ボックスで取り除かれるので、従来よくあったトイレのタンクなどの 部品に、ごみがはいりこんで、水が止まりきらないなどのトラブル が防げます。 配管は基本的にすべて床下から通されます。 従来の塩ビ管などの配管と違って、管と管の接続部や、曲がり部 に継手(つぎて)を使わないので、経年変化による漏水の可能性も 低くなります。 キッチン、トイレ、洗面台、おフロなどの器具への接続は、床から ワンタッチ方式で接続されます。 配管は、さやの中に、樹脂管を通す、「さや管工法」なので、 将来樹脂管が老朽化した場合は、さやから古い樹脂管を引き 抜いて、新しい樹脂管を送り込ことで、簡単に配管取替えができ ます。 蛇口の取り付けもコンセント感覚で。 下の写真は、全自動洗濯機用の蛇口です。 接続はワンタッチで、万一ホースが外れたときにも、自動的に止水 するようになっています。 これからは、食器洗浄器や浄水器、そのほかいろんな給水用途に 対して、コンセント感覚で、ホースをワンタッチで差し込んで伸ばす だけで、水が使えるようになってゆく、と思われます。 これらの配管システムは、すでに技術的には可能ですが、一般化 するまでには、コストとの兼ね合いで、まだすこし時間がかかるかも しれません。 しかしながら、より便利で安全な工法に、意外と早くシフトしてゆく のではないかと思われます。 (資料提供 TOTO) |
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