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ドクターホーワ放送室   

 節水のお話
   節水式の便器でどれだけ節水できる?
      

2001/06/28

 節水の季節がやってきます。
 
 まもなく梅雨があけて、暑い夏がやってきます。
夏はまた、渇水の季節でもあります。

 例年、夏場には、水がめの残量を気にしながら
節水の呼びかけがおこなわれますが、節水は同時に
経済的にも節約につながるので、一般に関心も
高くなっています。

 
 トイレの節水が最も効果的

 一般家庭では、水使用量の用途別でウェイトの高いものは
トイレ、おフロ、洗濯、炊事・洗い物でないか、と思います。

 このうち、おフロのシャワーや洗濯、炊事・洗い物は、
ライフスタイルによってかなり使用量が違ってくるでしょうし、
それなりの節水を工夫されているかと思います。
 

 ところで、トイレに関しては、最近は節水仕様の器具が
たくさん開発されてきています。


 洋式便器の場合、トイレを1回使用するたびの水の
使用量は、タンクの容量できまってきます。

 かつては、タンクの容量が、12〜14リットルくらい
必要でしたが、最近は8リットルくらいの節水タイプの
タンクが主流になっています。

 たとえば4人家族で一人4回平均使用するとして、

 旧式のタイプの場合で
   12リットル x 4回 x 4人 = 192リットル

 節水タイプの場合で 
   8リットル x 4回 x 4人 = 128リットル

  差し引き64リットルも違ってきます。


 おフロの浴槽が、1200タイプ(長い方向が120cm)の
平均的な満水容量が250〜270リットルですから
その4分の1近い水が節水できることになります。


 タンクの中にペットボトルなどをいれるのはやめたほうがよい。

 よく、トイレのタンクの中にレンガやペットボトルなどをいれて
タンクの水の容量を減らすことができる、ということを言われますが
その方法は、下水のつまりの原因になりますので、やめたほうが
よいと思います。

 
便器は、それぞれに最適に設定されたタンク容量があって
その容量が足りないと、汚物を下水管の中で搬送する距離が
たりなくなり、配管の途中で汚物が堆積してしまうことがある
からです。


  

 条件によっては、節水式が使えないときもある。

 
節水式の便器は、たしかに水を節約するのに有効ですが
特にリフォームの場合などで、便器から先の下水管が
庭などがあるために極端に距離が長いとか、排水勾配が
十分にとれていないときなど、あえて節水式の使用を
見合わせるときがあります。

 
 また将来的には、トイレへの雨水の利用とかが、本格的に
考えられ商品的にも開発されてくることが考えられますが、
現状ではまだ、コスト面、維持・管理面の制約からまだまだ
一般的な利用にはいたっていません。

 
 節水リフォームのご相談は、ドクターホーワにおまかせください。

  リフォーム工事の施工は、名古屋市およびその近郊に
  限定させていただいておりますのでご了承ください。

 

 
 














 
   
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