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ドクターホーワ放送室   

 貯水槽を掃除したら赤水がでるようになった?
   「自分のサビ」と「もらいサビ」のお話


2001/06/16

 「貯水槽を清掃してもらったら、赤水がでるようになった!」
という、おしかりのお電話をいただくことがときどきあります。

 「水槽の中にたまったサビを掃除してきれいにすれば
もうアカ水がでなくなる。」と思われて掃除を依頼されるのですから
当然といえば当然のお客様の声です。


 サビには、「自分のサビ」と「もらいサビ」がある。

 水道の赤水がでる場合、そのサビは、その建物の中の配管設備
そのものから発生する「自分のサビ」と、いわゆる「もらいサビ」
といって、水道のもとである道路本管にあるサビを水が建物内に
運んでくるサビがあります。


 貯水槽には、そういう「もらいサビ」が沈殿していますから
水槽の中を掃除することによって、「もらいサビ」はいったん
なくなり、水はきれいになるはずです。

 ところが、建物の配管設備の老朽化によって発生している
いわゆる「自分のサビ」は、やっかいなことに、水槽を掃除する
ことによって新たに、しかも一度に大量に発生することがある
のです。


 
 掃除のための断水が原因

 
水槽を掃除するときは、ほとんどの場合、いったん「断水」を
します。
 断水をすると、これまで配管の中にはいっていた水がいったん
カラになり、かわりに空気が配管の中にはいります。

 すると、老朽化した配管の鉄分が空気中の酸素とふれて酸化し
配管の内側の表面に、いっきにサビが発生します。

 そして掃除がおわって通水をすると、その発生したサビが水の
流れに押し流されて、最後は蛇口から出てくるようになってしまう
のです。

 これが水槽を掃除したら、赤水が出るようになった、という場合の
真相です。

 
 根本的には配管の老朽化対策が必要 


 こうした、断水による一時的、大量な赤水の発生は、水を使っている
うちに次第におさまります。

 しかし根本的には、この「自前のサビ」は、建物内の配管設備の
老朽化が原因ですから、その対策を講じない限り、解決しませんし、
徐々に悪くなってゆくことはあっても、自然に良くなることはありません。

 いったんひどい赤水はおさまりますが、配管内のサビが完全に
とまったわけではありませんから、それこそ「身からでたサビ」が
出つづける状態であることにかわりはありません。

 したがって、根本的に解決しない限り、断水のたびに、また
赤水は発生します。

 しかし、根本的な解決には、費用もかかりますし、飲料水である
限り、安全性を無視したいいかげんな対策はできません。

 老朽化の進み具合や、使用しているポンプなどの寿命など
個別の問題をトータルに解決しながら、対策を立案することが
結果として、経済的で、安全で、健康的な解決につながります。

 効率的で効果的な解決には、専門的な知識が必要です。 
ドクターホーワの専門機能をご利用ください。
 














 
   
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