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ドクターホーワ放送室   

古いエアコンは、買い替えたほうがお得?

2001/04/22

 「古いエアコンをそのまま使っているより、最近のインバーター
エアコンは、省エネ設計になっているから、買い替えたほうが
得だと聞きましたが、本当ですか?」 というお問い合わせが
ありました。
   
 
確かに最近のインバーターエアコンは、省エネ化が進んでいて
あるメーカーの資料によれば、同じメーカーの同能力の機種で
10年前と比べて、年間の電気代が7割節約できる
、という紹介
もされています。

 また、2ランクくらい能力的に上の機種にかえても、なおかつ
10%以上電力使用量が節約できた事例
もあるようです。
 
 しかし、メーカーの試算というのは、試算の根拠にある仮定が
かならずあります。
 たとえば、「1日12時間運転で、週7日間運転した場合の・・・」
という条件設定があったとして、実際の使用状況がそれと異なる
場合は、結果がまったく違ってきてしまうので、注意が必要です。

 でも、それを割り引いても新機種が、旧タイプと比べて優れている
ことには間違いないようです。

 特に、エアコンは10年を過ぎてくると、かなり故障の発生や、
部品などの消耗品の交換の必要がおきる可能性が高くなります。

 長期的にみると、修理を繰り返すよりも、性能が高く、省エネ
効果も高い新機種を購入した方がお得、というケースが多い
と思われます。

 なお、環境保護の視点から、店舗用・ビル用エアコンは、オゾン層
破壊を防止するため、現在の冷媒ガスを使用している機種を、
今年9月で生産打ち切りにするメーカーが多いので、エアコンの
価格体系が変わる可能性もあります。

 
 (
ほとんどのメーカーが、現在のR22冷媒ガスに代えて、オゾン層
  破壊の原因となる塩素(Cl)を含まないHFC系新冷媒を採用する
  見込みです。)

 それまでに旧冷媒ガス機種を購入した場合、通産省の指導で
 各メーカーは生産終了後9年間は補修用性能部品を保有する
 ことになっています。
 (それ以後は供給されない可能性もある、ということです。)

 
 特に、ビル用・店舗用エアコンは設備費もかなりかかることが
多いですし、ランニングコストや、維持費が大きな関心事だと
思います。

 いろいろな条件のもとでベストな選択をするには、ぜひ信頼できる
専門家のアドバイスを受けられることをおすすめいたします。


 
  
  


















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