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天気が悪いと、トイレが臭う? 排水トラップの豆知識 |
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トイレが臭うのは、排水管が詰まっている? お客様から、よくかかってくるお電話のひとつに、「トイレがとても 臭うので、配管(排水管)がこわれて、詰まったりしていないかどうか 調べて欲しい」 というのがあります。 お電話をお受けして、調査をさせていただくのですが、排水管の 故障ではなく、床の排水金具(排水のための目皿のついた金具 ・・・通称床排水トラップ)の故障である場合がたくさんあります。 床排水トラップは、臭気を遮断している! 建物の中の、排水管には、常に、メタンガスなどを含んだ 下水ガスや悪臭に満ちています。(下の図をご参照) 排水管からこの悪臭をもった下水ガス逆上昇して室内に もれてくると異臭が漂うため、通常「排水トラップ」と呼ばれる 臭気を遮断するための装置が設備されています。 床排水トラップもこの排水トラップのひとつで、この故障に よって、床の排水口から、下水の臭気が逆上昇して、室内に 悪臭があがっている、というケースが多くあります。 |
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床排水トラップの故障の原因 排水トラップは、その管(パイプ)の中に水が常時たまっていて 下水ガスが室内に侵入してくるのを防ぐ構造になっています。 床排水トラップにも、通称、「おワン」といわれる釣鐘上のものが 入っていて、床に流した水の一部が常に滞留するようになって います。 床排水トラップがうまく機能せず、トイレに臭気があがる原因の 多くは次のようなものです。 1.床排水トラップにたまっているはずの水(水封という)が 蒸発してなくなってしまっている。 2.掃除がしにくいとか、おワンがさび付いたために、誰かが とりはずしてしまった。 1の場合は、水をコップに一杯もいれてやればすぐに正常に なります。 2の場合は、おワンをとりつけ直しするだけでほとんど直ります。 ただし、金具の腐食がひどい場合は、トラップごと取り替える 必要がある場合もあります。 |
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下水ガスの逆流をふせぐ働きをしている。 |
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天気が悪いとトイレがくさい? |
床排水トラップが故障していても、いつも強い臭気を感じるとは 限りません。 しかし、天気があまりよくない日に臭気を感じるケースが多い ようです。 これは、低気圧が接近して、室内の気圧が下がってくると、 排水管の中の気圧との差が逆転するため、室内に向けて、 悪臭をもった空気が逆流するためだと考えられます。 ですから、同じ条件でも、高気圧におおわれた晴天の日には においを感じないということも多いようです。 |
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参考文献 管工事施工管理テキスト 技術編 管工事施工管理技術協会 |
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