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トイレの手すりの豆知識

 
   いざという時は、手すりがたより。
    足腰が弱ってくると、移動や立ち座りが続くトイレの出入り口
   付近は、身体のバランスをくずしやすい場所になります。
    思わぬ事故を防ぐためにも、トイレの出入り口付近に手すりを
   設置したいものです。


   手すりは、3ヶ所は欲しい。
     トイレの奥行きがたっぷりとってある場合には、安全のため
    手すりは3ヶ所は欲しいものです。

    タテ手すり@
     トイレの出入り口手前につける。
     ドアをあけて入るときに身体をささえるためのもの。

    L型手すりA
     便器への立ち座りのときに身体をささえるためのL型手すり。

    ヨコ手すりB
     ドアをあけて出るときに身体をささえるために、ドア近くにつける。

    
    手すりの位置は使う方にあわせて。

 
   
      手すりの高さは、身長や身体状況によって異なります。
     廊下の手すりの高さは、、床上75センチが標準ですが、
      使う人にあわせて取り付ける場合は、まっすぐに立ったとき
     その人の尺骨茎突点(手首つけねの小指側にあるでっぱり)の
     あたりが目安になります。


    高さが合わない手すりは、かえってじゃま。
       手すりが高すぎる場合は、腕をあげなければならないため、
      つかまっているだけで疲れてしまいます。
       力もはいりにくくなります。

       手すりが低すぎる場合は、身体をかがめなければならず、
      腰に負担がかかるだけでなく、身体のバランスを崩す原因にも
      なります。


    便器側面のタテてすり
 便器側面にタテ手すりがあると、便器に
すわったり便器から立ち上がったりの
動作が、ラクにできます。

 すわった状態でラクに手が届く位置に
とりつけることがポイントです。

    便器側面のヨコてすり
 便器側面に手すりがあると、
立ち上がるときはもちろん、
座っているときに身体を安定
させるのに便利です。

 便座に座ったとき、立ち上が
ったとき、どちらの姿勢でも
使いやすい位置に取り付ける
ことがポイントです。

    タテとヨコの機能をあわせもつ、L型手すり
 一本でタテてすりとヨコ手すりの機能をあわせ
もつのがL型てすり。

 便座に座ったときの姿勢をささえ、立ち上がる
ときの最初の支えにはヨコ部分を、身体をひっぱ
りあげるときの支えにはタテ部分を使います。


    便器正面のヨコ手すり
      側面に出入り口がある場合で、奥行きが140センチ程度の
     トイレでは、便器の正面にヨコ手すりをつけると、便器への
     移動だけでなく、便器に座る、便器から立ち上がるなどの
     動作をするときに身体を支えるのにも便利です。

    紙巻器は手の届きやすいところに、
      リモコンは見やすい位置に設置する。
      紙巻器は、まず優先してつかいやすい位置につけます。
     なるべく両方の手がとどく位置に設置します。
      目安の寸法は、図のとおりです。

      ただし、車椅子の場合、手すりの下につけると、便器への
     移乗のじゃまになるので、壁面のヨコ手すりの上につけた
     方がよいでしょう。

      リモコンは、ボタンを確実に押せるよう、操作盤が見やすい
     位置に設置することが大切です。
      高齢になると、視野が狭くなり、また関節がまがりにくくなって
     手の届く範囲が狭くなるからです。


  

資料提供(TOTO)

お問い合わせは、取り付けのお申し込みは、当社まで。
TEL052−911−4431


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