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飲料水汚染対策

Q3:汚染の原因については分かりましたが、昨年話題になった
   O−157やレジオネラ菌との関連はどうなっているのでしょうか

 O-157の場合は、感染源が特定できず被害も多かったので話題に
なりましたが、水道水を水源とし、六面点検可能な貯水槽を設置している
ところでは 飲料水が原因である可能性はかなり低いでしょう。

 井戸を水源とし ているところでは、定期的な維持管理を実施し、
床下受水槽を設置しているところでは、早急に床上受水槽に改修すれば、
大きな被害がでることはないでしょう。

 レジオネラ菌の方が、実はもっと深刻な問題です。
 レジオネラ菌は、自然 界では土中や水中に生息しているありふれた
菌で、人が感染することは稀で す。
 しかし、抵抗力の弱まっている病人などが、空気中に飛散した菌を
吸い 込むと感染することがあります。

 建築設備では、冷却塔の冷却水が飛散して 感染するケースが一番
多いようですが、中央式給湯設備の中にも菌が繁殖している事例が
あります。
 また、水道水程度の残留塩素では死滅しないので、 飲料水の中に
入っていることも十分考えられます。

いずれにしても、過大な水槽類や死水になりやすい配管など、菌が繁殖
しやすい条件を取り除く ことが大切です。

 一般にはあまりよく知られていませんが、クリプトスポリジウムも、
今後話題になるかもしれません。
 これは、直径4〜6ミクロン程の寄生性原動物で、多くは哺乳類の
糞便中に含まれています。
 水道の水源地の近くに ある牧場や飼育場からの排水によって井戸や
河川が汚染され、水道水中に混入することがあります。
 最近は、水道水が汚染源で数千人が感染したことがありました。
 厚生省では、水道水が汚染されていた可能性があるときは、直ちに
給水を停止するように、各水道事業体へ指導しています。

 建物内での汚染例としては、不適切な受水槽に汚水が混入し、
数百人が感染したものがあります。





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